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EQ英会話#1 ~お酒を飲むと英語が話せるようになる?!~

これからの社会、人と人との関係が希薄になるAI/デジタル社会では、
共感や気配り、思いやりの心などコミュニケーション力が必要になります。
まさに、EQ(Emotional Intelligence Quotient=心の知能指数)力が求められます。

EQには
「対自能力」(自分の感情を理解し、それをコントロールする能力)と
「対他能力」(他人の感情を理解し、それに対応する能力)があります。

子どものしつけや教育の中で、
忍耐力や粘り強さ、共感性などを身につけさせることが大事だとされていますが、
それらはEQに含まれます。

EQの高い方が、ストレス対処力、学業成績、職業的成功度などが高く、
また社会適応力、人生の幸福感が高いことなどが上げられています。

EQの基礎は小さい頃に形成されることから、
幼児~児童期には特に母語の習得に加えて友だちとの遊びや自然体験が大事です。

さて、「人は、お酒を飲むとなぜ英語が話せるようになる」のでしょうか?
英語を学んでいる方の中には、普段はなかなかうまく英語が話せないけれど、
お酒を飲んだ途端に流暢に英語を話せるようになった経験をお持ちの方がいらっしゃるのではないかと思います。

情意フィルター仮説

第2言語習得研究の先駆者である言語学者、スティーブン・クラッシェン氏は、
第2言語習得の理論(「情意フィルター仮説」)の中で、このように言っています。

「私たちが英会話を学ぶ際に感じる不安や自信のなさといった負の感情が、英会話習得において障壁となる。」

「間違った英語や下手な発音で話すと周りから馬鹿にされるのではないか」
といった不安などが当てはまります。

日本人の前だと恥ずかしくてうまく英語が話せないと感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
このように、自分の英語力や発音に自信がなかったりすると
自然と情意フィルターが上がってしまい、英会話習得の妨げとなってしまいます。

今や、英語は世界共通語として用いられ、
強いなまりの、聞き取り難い英語で堂々と話している場面をTVなどで目にすることがあると思います。
彼らは、間違いを気にせず堂々としかも大声で話しています。

そうです、これが英語上達の秘訣です。
実は、この「お酒を飲むと英語が話せるようになる」という現象はEQに通じるものがあります。
間違いを気にせず、自信を持って自分の考えを英語で表現する、これを私たちはEQ英会話と呼んでいます。

英会話は英語でのコミュニケーション

英語によるコミュニケーションを円滑に進めるためには、
その場の状況を判断しながら自分の意見や気持ちを表現したり働きかけたりすることが求められます。
自分はあまり発言しないけれど、いつもの様子から相手は分かってくれるだろうという期待や
「察しの文化」は、ほとんどの世界では通用しないです。

英語を使ってコミュニケーションを取る場合は、
英語の背景にある文化に合わせて自分の行動を変えていくことが求められます。

そして、
間違ってもいい、相手はそもそも気にしていない
大声で話す癖をつける
場数を踏み、人前で英語を話すことに慣れる
・・・のように、EQマインドを持って情意フィルターを下げることにより、
英会話習得がより容易にできるようになります。
英語教育の現場では、この情意フィルターを下げるために、
学習者の自尊心を高め、不安を取り除くように努めています。

EQ英会話を土台とした
ビジネスパーソンのための異文化コミュニケーションコミュニティGBCsでは、
アットホームな雰囲気
参加者をリスペクトする
全員参加型
アイコンタクトと拍手
間違いを気にしない言い易い雰囲気作り
を実践しています。

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